航空機操縦士、中でも航空会社のパイロットは、他の職種と比べて、トップクラスの高収入が得られる職業と一般に考えられています。

ただし、言うまでもなくこれは誰にでも簡単に出来る仕事ではありません。

高収入にはそれだけの理由があるということです。

ここでは、航空機操縦士の実際の収入や、仕事内容、求められるスキルや資格についてご紹介しましょう。

なぜ給料が高いのか?また相場金額はいくら?

航空機操縦士は高収入というイメージがありますが、最大の理由として、難しい国家資格が必要であるということが挙げられるのはないでしょうか。

そして健康な身体と高いスキルが求められるといった点も重要です。

航空機操縦士にはいくつかの種類がありますが、例えば大手航空会社の機長の場合、年収2000万円を超えることもあるとも言われています。

実際の収入について見てみると、平均月収は男性で89.4万円、年間ボーナスは119.9万円、年収にすると1192.7万円というデータがあります。

出典「平成29年賃金構造基本統計調査」(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2017/index.html

仕事内容

飛行機を操縦して、乗客や貨物を安全かつ時間通りに出発地から目的地まで送り届けることが航空機操縦士の仕事です。

大型旅客機の場合は機長と副操縦士の2名が乗って役割分担します。

機長は主に操縦を担当し、副操縦士は主に機長の補佐や管制官との連絡などを担っています。

出発前には運行管理者が作成したフライトプラン(飛行機が通るルートや飛ぶ高さなどを定めた飛行計画)をもとに飛行するルートや現地の天候などの条件を確認・共有し、機体に問題がないかなどを航空整備士と連携しながら点検した上で機内に入ります。

飛行中は状況に応じて客室乗務員への指示なども必要です。

着陸後は飛行日誌を記入したり、航空整備士に機体の状態を報告するなどの業務もあります。

必要な資格やスキル

航空業務を行うためには、まず、国土交通大臣の航空従事者技能証明(ライセンス)を受けなければなりません。

その上で、3種類ある操縦士の資格を順番に取得していきます。

具体的には、「自家用操縦士」「事業用操縦士」「定期運送用操縦士」の順にステップアップします。

また、飛行機の定期運送用操縦士の資格を取得するには、年齢21歳以上、総飛行時間1500時間以上などといった条件が必要となります。

さらに無線従事者の資格も欠かせません。

航空機操縦士に求められるスキルは大きく3つと考えられます。

一つめは判断力。

例えば飛行中にトラブルが起こった場合、どのように対処するかを最終的に決めるのは機長の役割です。

素早く的確な判断を行うことが常に必要です。

二つめはチームワーク。

航空機を飛ばすには多くのスタッフとの連携が欠かせません。

機長と副操縦士、管制官、航空整備士、客室乗務員、彼らと協力しながら安全に確実に運航を行うことが航空機操縦士の大切な使命です。

三つは自己管理能力です。

仕事中だけでなく、オフの時間も健康管理を徹底して行うなど、自分自身がトラブルの原因にならないよう厳しく自己管理をしなければなりません。

その一環として、定期的に身体検査を受けることも義務付けられています。

高収入=幸せとは限らない

航空機操縦士の給料が高いのは、高いスキルが求められるからに他なりませんが、それだけではなく、大変難しい資格の取得や厳しい条件のクリアが求められる点も重要です。

また、特に国際線のフライトなどは拘束時間も長くなってしまうといった勤務の特徴も挙げられます。

このように、確かに収入は多いものの、そのために例えば趣味の時間やゆとりある生活の時間などをいくらかは犠牲にしなければならないといった面もありそうです。

高い収入を得るためには、それだけの代償を払わなければなりません。

そのような点も考慮した上で、この仕事を目指すかどうかを決めてみてはいかがでしょうか。


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