弁護士は、医師と並んで高収入が保証される職業とされてきました。

しかし、司法改革が実施されて新司法試験がスタートし、弁護士の数が大幅に増えたことから、弁護士の収入についても変化が見られると言われています。

実際には、弁護士の平均年収はどれくらいなのでしょうか?弁護士の仕事内容や弁護士が高収入を得られる場合の理由について解説します。

弁護士の平均年収と高額な理由

弁護士の平均年収は、高低にかなりの格差がありますが、全年齢の平均年収は1000万円程度です。

ただし、大手の法律事務所に勤める弁護士であれば、新採用の弁護士であっても年収1000万円を超えることは珍しくありません。

入所時に700万円程度であっても、実績を重ねれば数年で1000万円を超えることは可能になります。

また、厚遇の法律事務所では、弁護士が活動するために日弁連に支払わなければならない登録料や会費なども全て負担してくれます。

中小の法律事務所や個人事務所の弁護士については、年収の格差が大きいと言えるでしょう。

顧客獲得能力の高い個人事務所では、大手の法律事務所並みの高収入を得ている弁護士もいます。

弁護士になるには、難関の司法試験を突破しなければなりません。

こうした過酷な競争を経て手に入れた弁護士資格は、医師などと同様に高給を受けるに値する職業と言えるでしょう。

弁護士に訴訟の代理人を依頼する場合には、高い着手金や成功報酬を支払わなければなりません。

法律相談の相場も30分で5000円と高い金額になっています。

このように、弁護士の年収が高額になるのはクライアントから高い報酬を得られるからです。

出典https://www.nenshuu.net/m/shoku/cnt/shoku.php?shoku_id=26#toc_1

弁護士の仕事内容

弁護士は法律の専門家であり、社会で発生するあらゆる紛争解決のため法律相談に乗ったり、訴訟の代理人になったりすることができます。

その紛争の範囲は、民事や刑事だけでなく行政や憲法裁判など多岐にわたります。

民事訴訟では、原告の請求を通すために口頭弁論を行ったり、被告側から請求棄却を求める抗弁を提示し反論したりします。

刑事訴訟では、被告人の弁護を行って無実を主張したり情状酌量を求めたりします。

こうした法律に関する業務にかかわるためには、クライアントからの依頼が必要です。

弁護士は、クライアントを獲得するため営業活動をすることも重要な職務となっています。

弁護士になるための資格

弁護士になるためには、択一式と論文試験から成る司法試験に合格しなければなりません。

司法試験を受験するには、法科大学院を卒業するか、または予備試験に合格する必要があります。

法科大学院に入学するためには入学試験の合格が必要で、特待生でない限り高額の授業料を支払うことになります。

予備試験は原則として誰でも受験できますが、司法試験より範囲の広い択一式から論文試験を経て口述試験までクリアできないと合格できません。

司法試験に合格したら、司法修習生として研修を受け、その後日弁連に登録して初めて弁護士として働くことができます。

高収入の弁護士にできること

高収入を得られる弁護士は、実務以外に研修等に参加してスキルを磨く余裕が生まれます。

法律は刻々と変更や改正が進むものであり、弁護士は時代の趨勢に送れないよう日々の研鑽が不可欠なのです。

また、研修を通じて弁護士が仕事を受けられる専門分野が広がれば、更に収入も増えることでしょう。

そして、法律事務所に勤務する弁護士が高収入を得られれば、いずれ独立する資金を貯めることもできます。

高収入の弁護士は幸せとは限らない

多くの依頼を受けて活躍する弁護士は高収入が望めますが、紛争の関係者から恨みを買うことも少なくありません。

賠償等の利害関係が避けられない民事訴訟などは、裁判の相手側から敵意を持って見られるし、依頼人が期待した結果を得られなければ失望されてしまうでしょう。

こうしたストレスは常に弁護士につきまとうものであり、心理的負担は小さくありません。

特に刑事訴訟の場合には、被告人を弁護する立場になり被害者から敵視されることは免れないでしょう。

弁護士が職務を全うしようとしただけで悪意が無かったとしても、依頼人や相手側から一生消えない怨恨の情を抱かれることにより精神的に疲弊してしまうこともあります。

逆に、たとえ高収入でなくても、弁護士は法律知識を生かして弱者を救済するため活躍できる崇高な職業であり、誇りを持って職務に取り組むことができます。

高収入だけを目的にするのではなく、法律知識を生かして如何に社会貢献できるかを考えることも弁護士には必要かもしれません。


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